「若い時の苦労は、買ってでもせよ」ということわざがあります。
私の好きな言葉の1つでもあります。
「苦労」と言っていますが、この場合は「試練」「荒波」なども該当すると思っていただきたい。
おそらく大半の方は、
「苦労なんてしない方がいいに決まっているじゃん」
「苦労はしたくない、楽して生きたい」
などと思うかもしれません。
私も社会人に成りたてホヤホヤの頃は、そう思っていました。うえの2つは実際に、私が若いころに思っていたことです。
ではなぜ、苦労した方が良いのでしょうか?
それは「若いうちの苦労は、後の人生において必ず生かすことができる」からです。苦労という経験は、レベルアップすなわち「成長」するには最適な手段なのです。
もちろん例外はあります。
うつ病や病気になってしまうような苦労ではありません。苦労を「自分から買う」というところに重きがあると思ってくだいさい。面倒くさがらずに、なんでも挑戦してみて可能性を広げるということです。
では、まずは5つの理由をあげてみましょう。
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苦労した方が良い5つの理由
1.失敗しても許される
若いうちは、仕事に失敗しても大丈夫です。
先輩や上司も計算に入れて、必ずフォローできる体制が出来ているはずです。
逆に年を重ねてから失敗をしてしまうと、責任は自分自身で負わなければならない場合があったりフォロー体制が整っていないこともあるので、思い切った仕事ができなくなります。
若いということは、それだけで許されることが多いのも事実です。
仕事でなくてもそうですが、なんでも挑戦できるうちにできることは、やっておいた方が良いということです。
※フォロー体制が出来ていない場合は、新人を採用する器量のない会社かもしれません。
2.体力・やる気が十分にある
社会人になりたての若いころは、なにが得意で、なにが苦手なのかということがわからないと思います。
体力・やる気も十分にあり、1日くらい徹夜しても問題ありません。
もしあなたが、仕事で徹夜をしたことがないまま、はじめて徹夜の仕事になったとき、それが40代50代の場合乗り越えられると思いますか?
おそらく精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、次の日は仕事ができない状態でしょう。
しかし、徹夜を経験したことがある人は、確実に次の日の仕事を乗り越えることができます。
力の抜きどころや、うまく休憩をとることができ、自分の限界というのを理解しているはずです。
経験したことがあるのとないのでは大きな違いになってきます。
3.自分の可能性や幅が広がる
年をかさねると、考えが固定される傾向があります。
「頑固オヤジ」というフレーズをよく聞くのもこのためです。
20代前半の若いころは、素直さがあり、とても柔軟性があります。
なにが得意で、何が苦手なのかもわからないこの時期は、可能性を広げる意味でも、与えられた仕事はなんでもやってみましょう。
やり続けることによって、向いてる仕事、逆に向いてない仕事が見えてくるはずです。
1.失敗しても許されるで述べているように、失敗出来るのは若いうちだけでなので、どんどん大変な仕事を引き受けて、可能性を広げることができます。
また仕事を引き受けることにより、上司からの信頼や評価も高くなり、責任のある仕事を任されるため、経験も積めるのでまさに一石二鳥です。
たまにめんどくさい大変な仕事を断る人がいますが、上司からは次第に信頼されなくなってしまいます。
4.将来への投資になる
はじめは、与えられた仕事がわからず苦労すると思いますが、苦労したことによって、自分で切り抜ける力がつきます。
また何度も苦労を経験することによって、忍耐力もつきます。
苦境や逆境を切り抜けた経験があると、経験する回数が多ければ多いほどノウハウとして蓄積されます。
ノウハウを活かすことができるため、体力・やる気が落ちた40代50代の頃に必ず役に経つはずです。
逆に若いうちに、苦労をした経験がないと、文句ばかりで、仕事ができない人が多いような気がしますね。
実際、そういう先輩や上司の下で働くことになると、イヤな思いをするもんです。
5.汗を流した仕事は価値がある
苦労して汗を流し、やりきった仕事っていうのは何故か忘れないものでそういう仕事というのは、非常に価値があります。
何度も挑戦し、重ねるたびに財産になっていきます。
私もミスをして、お客さんに怒られながら解決した仕事は、次は絶対にミスしないように確認する癖がついています。あの時の汗は半端じゃなかった・・。
また、苦労した結果が成功に繋がらない場合もありますがそれは全く問題はないから大丈夫です。
ただし、何が悪かったかということを、考えることを忘れないでください。
そうすれば、次に必ず活かすことができますし、もっと上手く出来るはずです。
繰り返しになりますが、「やってみる」「チャレンジ、挑戦をする」ということが大事なのです。
まとめ
「若いうちは苦労をした方が良い」5つの理由をご覧になっていかがでしたでしょうか。
まだ経験したことがない方、もしくは少ない方は、5つすべて共感できたという人は少ないかと思います。
しかし、同じような経験し、成長されたことがある方は共感出来た部分はあるのではないでしょうか。
私は入社3年目くらい経ってやっと気付いたことですが、気付いてからはこの方法を実践しております。
ちなみに今では「文句を言わずに、割り振られた仕事はとりあえず全力でやってみる!」が、モットーになっております。